2019.07.01Work
サインによく使用されるアクリル。
色々な加工ができる材料ですが、今回は小口(切断面) 処理の種類や用途についてご説明します。
弊社でよく選ぶ小口処理は4 種類。
1. 切りっぱなし
見た目:カットした刃の筋が残り少しギザギザしている
カットしたまま未処理状態の小口です。手間が少なく安価な為、小口が隠れるサインの面盤などで使われます。
2. カンナ仕上げ
見た目:凹凸なしツヤなし( マットに近い見た目)
かつお節を削るように、カンナ盤で小口の凹凸を薄く削りとった状態。小口のギザギザを無くしたい時、マットな見た目に近づけたい時に選ばれます。
3. バフ磨き
見た目:ツヤあり
カンナをかけた後に高速回転しているバフ( 羽布) に押し当てて小口を磨きます。安価な方法であり、ある程度ツヤが出せる為、良く選ばれる処理です。複雑な形状だと機械に押し当てられず、かけられない場合があります。
4. ガス磨き
見た目:ツヤあり
カンナをかけた後にガスバーナーで小口を溶かしてツヤを出します。不透明なアクリルだと焦げてしまうので透明アクリル向き。
サインの仕上げとして見える部分には、予算や仕上がりのイメージに合わせて上記2~4 が選ばれます。アクリル加工は奥が深いですが、まずはこんな小口の加工を知っておくと、イメー ジ通りの仕上がりにより近くなるかもしれません。
Back to List