エコスリージャパン様主催の「Sublima+コンテスト2024-2025」において、当社制作作品「UVインクの可能性」が、インクジェット部門にて金賞を受賞いたしました。

Sublima+コンテストは、「印刷技術」「企画提案」「影響力」「独創性」で審査されます。
今回は当社の発想力が認められた形となりました。

今回の作品では「基材となるシート類を使わずに、硬質化したインクのみで製品形状を作り上げる」を主眼において作成し、剥離性の高い基材の上にカラーインクと白インクを多層積層して形状を形成し、基材から剥離して使用しました。

構想は１年程前に始まり、インク積層物の特性と積層構造の試作を繰り返し、強度と柔軟性のバランスを見ながら、加工性と仕上がりの両立を目指しました。

今回の作品では試作段階で検証した、透明インク製の板材、強度を上げたインク製の帯材、などの各種成果物を組み合わせており、特に製品の持ち手帯・飾り帯に注力して制作しました。
製品の持ち手部分は、ある程度の硬度と柔軟性を兼ね備えています。

インク積層能力の強い “JETI-MIRA” を使用した、インク積層物の可能性を今後も研究していきます。