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2019.06.06Work

シートがブツブツに… アウトガスとは?

シートの種類の中でも、カッティングシート等とは別に飛散防止など、ガラスに貼るための機能性フィルムというものがあります。
これらのシートをガラス面ではなく、アクリル等に貼ると施工後しばらく経ってから、シートが浮いてきてブツブツになることがあります。
どうしてなのでしょうか?

[ シートが浮いてくる原因 ]
最も多い原因は板を作る段階で水分を飛ばす乾燥工程が不十分なままその上にシートを貼ってしまうと、板の中に残った水分が徐々に乾燥し気体(ガス)が発生します。
乾燥が十分でも成型後に空気中の水分を吸収し、乾燥して気体(ガス)を出し易い板もあります。
その為、施工時には問題なさそうに見えたシートが後から発生したガスの影響により、気泡でブツブツになったりします。
このように後から気泡が出てくる現象を「アウトガス」と呼んでいます。

[ アウトガスが発生しやすい組み合わせ ]
アクリル板 + 飛散防止フィルム
ウィンドウやガラス面によく使われる飛散防止フィルムはアウトガスに対応していないものがほとんどです。( ファサラ等)
ガラス面に貼るには問題ありませんが、アクリル等のガスを発生しやすい板に貼るとアウトガスが発生する危険性があります。


[ アウトガスの対策 ]
飛散防止フィルム等のガラスフィルム をガラス面以外に貼らないことが一番ですが、どうしてもアクリルにフィルムを貼りたい場合、アクリル + アウトガス防止シート + 飛散防止フィルムの組み合わせで 貼り込む必要があります。

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